北斎の最大の春画物語作品、万福和合神をご紹介します!

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さて、世界中の春画フリークが激押しする、春画の中でも必読の作品が、北斎が文章も絵も考え抜いて作った「万福和合神」です。

幼馴染の「おつび」と「おさね」という2人の女の子の人生譚で、それぞれの話が交互に語られ、最後に壮大なオチがあり、「男女の和合はとっても大事だよ」という教訓で締めくくられています。

万福和合神のストーリー概要

簡単にストーリーと、エッチなシーンをご紹介しちゃいますね。

1.「発端、沢山屋有助(さわやまやありすけ)夫婦の話」

淫州素股郡臍村(いんしゅうすまたごおりへそむら、とってもエッチでふざけた名前ですね)に沢山屋有助という、大金持ちでセックスが大好きな男がいました。

女房は23歳の美女、おすけさんで、好き者には好き者がよってくるもので、夜昼なくセックス三昧をしておりました。媚薬はもちろん、バイブやアナルボール、ディルドー、などなど、ありとあらゆるものを使用して愛液をだくだくと出してはお酒に入れて飲み、またセックスをし続けるような生活でした。

やがておすけは妊娠しましたが出てくるおなかに関係なくセックスし続け、玉のような女の子を生みました。この女の子をおさねとよび、可愛がり、また2人は日々セックスをし続けるのでした。

北斎さん、出だしから淫乱夫婦の描写がかっとんでいます。

2人の名前の由来は助平(すけべ)のすけなのでしょう。当時にもセックスの道具や、指南書、楽しみ方の流儀があったことが伺えますね。

2.「おさねの話一」

あるところに沢山屋の一人娘、おさねという女の子がいました。

13歳で花のように美しく、お琴、三味線はもちろん上手で、芝居見物や旅行に出かけ、世間の様々なことに興味津々な女の子でした。

ある時、両親のセックスに興味を持ち、寝たふりをして両親がセックスし始めるのを待ちました。

そっと覗いてみると、父親が母親のおなかを撫ではじめ、キスをして、手を下の茂みにもっていき、くるくると動かしはじめます。

おすけは鼻息荒くなり、「ねぇあなた、じらさないで、ねぇ」と苦悶の声を上げ始め、有助のおちんちんをつかんで、自分の花園へと持っていきます。

ぐりぐりと自身に擦り付け、ぬらぬらと湿らせると、カリ首をずぶずぶずぶ、はぁん、気持ちいい、とおすけは首筋にしがみつき、お尻でのの字を書き続けます。

(中略 激しいセックス描写があります)

おさねはこの様子を見て、顔が真っ赤にのぼせ、おまんこがとっても熱くなり、中指でおまんこの肉をふにふに、なかをくるくるとかき回すと、全身がぞっとするような快感に包まれ、腰がむずむずし、愛液がぴゅっとはじき出て、いくということを初めて知ったのでした。

2枚目の話で、おさねちゃんが13歳でひとり立ちならぬひとりいきを覚えましたね。

紙面の都合でいろいろとエッチなセリフを割愛しますが、元の春画にはこんな風にエッチな描写と夫婦の会話やおさねちゃんの心のセリフが、セックスシーンの後ろにびっしりと書かれています。

3.「食わぬ屋貧兵衛(くわぬやひんべえ)夫婦の話」

隣には食わぬ屋の貧兵衛という、大貧乏の男がいました。

おちんちんが大きいのと、嫁のおさせが床上手なのが唯一の救いで、あとは朝晩食うに困るほどの貧乏だった。

ひもじいと言っては口を吸い、なければ食わない上の口、食わねばならない下の口、口と口とを合わせても、家計の帳尻はなかなか合わず、夜食の代わりにセックスしよう、味噌も酒も塩もなく、セックスの他に楽しみがない。

(中略 激しいセックス描写があります)

案じるよりも産むが易く、毎日セックスし通して、餅のような女の子が生まれ、「おつび」と名付けて大切にして、さらにセックスに精を出す毎日でした。

ネズミ「ほらほら、また始めたよ、さぁさぁ僕たちもしようじゃないか」

ネズミ2「チュウチュウ、静かにして、いっぱいセックスいたしましょう」

大金持ちの沢山屋と対照的に隣の家は食うに困るほどの貧乏でした。絵の隅にネズミが2匹描かれていて、最後に僕たちもセックスしようじゃないか、と落ちを付けるのがシャレがきいていますね。

4.「おつびの話一」

さて、食わぬ屋貧兵衛の娘おつびは、家計の助けになれば、と13歳の春に方法に出ることになりました。

つぎはぎのある木綿の着物に、質素な下駄、束ねただけの島田髷(しまだまげ)という、貧しげな風貌ですが、目鼻立ちととのい、おいしそうな腰つきに、近所の若者2人組が目をとめ、機会を狙っていました。ある日、お味噌を買いに出かけたところで、物陰に引きずり込み、無理やりセックスをしようとしました。

まだ毛も生えていないおまんこをいじくり、唾をつけ、馬のように太いおちんちんを慌てて突っ込んだので、かわいそうにおつびは「ああ、イタイイタイ!」と騒ぐのを、もう一人が押さえつけ、一人がいけばもう一人が、今度は長いおちんちんを無理やり突っ込み、奥をかき回しましたおつびは涙を流して痛いやら、苦しいやら、それを二度繰り返して、解放されたころには歩くのも大儀な状態で、泣き顔のまま豆腐屋に味噌を買いに行き、屋敷に帰りました。

おまんこが紫色に腫れ上がり、おしっこがしみて切なくて、次第に痛くていてもたってもいられず、休みをもらって家に帰ると、母のおさせは不憫に思って油薬を塗って介抱してあげました。

(中略 若者2人との激しいセックス中の会話があります)

おさねちゃんと打って変わって、初登場シーンで強姦されてしまうおつびちゃん。

とっても心が痛みます。

強姦は今までの浮世絵になかった形式で、北斎が編み出した描写でした。

もともと小説が好きで、物語を作るのが夢だった北斎の創意工夫と言えるでしょう。

それにしても、処女が強姦にあい、押さえつけられ、太いおちんちんと長いおちんちんが2回ずつ、なんて可哀想すぎますね。

ちなみに、当時の日本では貞操観念は薄かったようで、「汚れてしまった」「嫁にいけない」というような描写はほとんどありません

貞操観念が違う江戸の話は、現代の日本人から見るととっても不思議で、異国の話のような気分になりますね。

さてさて、性を知ったおつびちゃんとおさねちゃん。

物語は、万福和合神~そして少女は女になる~へ続きます。