万福和合神~そして女は妻になる~

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北斎が現れるまで、春画はあくまでも絵がメインで、詞書は劇作家の様な人が後付けで考えて書いた言葉遊び程度のものでした。

北斎は、自分でストーリーを考えたので、この万福和合神は初の春画物語と言えるかもしれません。

お金持ちと貧乏人の対比、処女喪失の対比など、文学性をともなったストーリーは当時としてはとても画期的な試みだったことでしょう。

万福和合神~そして女は妻になる~

さて前回(万福和合神~そして少女は女になる~)、宿泊先で乱交騒ぎに巻き込まれた薄幸の美少女のおつびちゃんと、子供を堕ろしに出かけたお金持ちのお嬢様のおさねちゃん。

2人の運命はどうなるのでしょうか。

続きを見ていきましょう。

10.「おさねの話三」

子供を堕ろして身軽になり、実家に帰ったおさねは結婚をすすめられ、婿を取り、毎晩毎晩よがりまくり、実家で気兼ねがないのをいいことに、一日中セックスをし続けました。

婿もずいぶん頑張ったのですが、おさねの淫乱ぶりには敵わず、ごほごほとせきが出て、寝たきりになり、顎でハエを追い回すようになり、とうとう実家へ帰ってしまいました。

おさねは欲求不満で過ごすうちに、家にたびたび訪れる才三という髪結いと恋仲になり、乳繰り合っていましたが、たった一度のセックスで、おさねは才三のカリ高の巨大なおちんちんに猛烈な快感を覚え、駆け落ちしてしまいました。

(以下、おさねと才三の激しいセックスシーンの描写が書いてあります。)

紋所のように、「世界一のおちんちん」が出てきて、「このおちんちんを拒否できようか、いやできまい!」と、女の人が虜になってしまう、春画のよくあるパターンです。

さて、せっかく結婚したのに駆け落ちしてしまったおさねはどうなるのでしょか。

11.「おつびの話四」

おつびは、いくの屋のおかみさんに気にいられ、3日の滞在で11回もセックスをし、いくことも数知れず、お小遣いまでもらってさらにセックスに磨きがかかりました。

もういよいよただの家事手伝いの奉公では我慢できず、お金を稼げば両親のためにもなるので「おさすり奉公」として、お金持ちの家の番頭のところへ住み込んで、いくの屋仕込みの床上手ぶりを発揮しました。

かんざしをもらい、足袋をもらい、着物をもらい、お金をもらい、芝居を観に行った際にアナルとヴァギナの両方におちんちんを突っ込まれたが、おつびは十分以上に幸せで、尻の響きにおまんこでいき、おまんこの締め付けでお尻がびくつき、まぁ、どっちでも気持ちがよいのでした。

(以下、客席での激しいセックスシーンの描写が書いてあります。)

ついにアナルも開発されてしまいました。

おつびは最初に強姦されて不幸のどん底にいたのに、セックスポテンシャルが高く、どんどん床上手で喜ばれるようになり、お金を稼ぎ、幸せになっていきます。

12.「おさねの話四」

おさねは才三と駆け落ちして、家は勘当同然で、3平米の狭い長屋で仲睦まじくセックス三昧。

隣も同じ若夫婦で、太ったお尻を揺らしながら、田舎方言丸出しのあえぎ声。おさねも負けない江戸よがり。ぎしぎしゆらゆら、みしみしがたがた、セックスのたびに家が揺れ、床を支える根太が1度に2軒とも落ちても、夢中で気づかない有様でした。

(以下、おさねと才三の激しいセックスシーンと、隣の夫婦の喘ぎ声の描写が書いてあります。)

豪華な屋敷から一転、うなぎの寝床のような長屋での激しいセックスです。

あえぎ声の書き方に工夫があり、また家の床が抜けるというオチまでついています。

木、紙、土で出来た江戸の家は声も気配もつつぬけだったようです。

13.「おさねの話五」

大家のおじさんがカンカンになって怒鳴り込んできました。

「いくらセックスが好きだからと言って、床が抜けても構わないなんて不埒の極みじゃ!」

と、おさねと田舎女房をとらえ、厳しくしかりつけていると、おさねのいやらしい体つきと愛嬌たっぷりの顔にむらむらして、おさねの着物をを無理やり脱がせて、ぐいぐいとおちんちんを押し付けると、

「いやよ、やめてよ」

という間にも愛液が溢れ出して、ずぶずぶと中に入ってしまい、お互いに乱れに乱れているのを、田舎女房は横で顔を真っ赤にして見つめていました。

それを見つけた才三もむらむら、かっとなって、田舎女房を脱がして、自分の大きなおちんちんを当てがってずぶりずぶりと乱れ突き。

「ああ、才三さま、うちの旦那よりもおっきぐで、もう、もう、もぉぉぉお」

と牛のように大声でよがり、4人ともぬるぬるびちゃびちゃ、ぐぷぐぷぐぷ。

(以下、おさねと大家と田舎女房と才三の激しいセックスシーンと喘ぎ声の描写が書いてあります。)

またおさねちゃんは股を開いてしまった様子。

今度の相手は大家さんで、駆け落ち相手の才三に見つかって、この先家に住めなくなりそうな雰囲気ですがどうなるのでしょうか。

そして、やっぱりエッチな要素は多いほうがいい、と思っているのか、後半になってもう1つのセックス描写が入ってきて、入り混じってくんずほぐれつするのも、北斎のいつものパターンですね。

14.おつびの話五

さて、おつびは貯金がたまり、番頭との関係を切って、高筋幾兵衛(たかすじいくべえ)というお金持ちの妾になりました。

毎晩毎晩セックス三昧。おつびの膣は進化して、おちんちんを締め付け、引き上げ、亀頭を吸い込み、膣にはひだひだがたくさんできて、ペニスを挟んでさすりあげるようになりました。

とうとう妊娠して孕(はら)み女になったが、それがまたよいと言われ、お腹の重みが亀頭を刺激し、一段と気持ちよく、おまんこもアナルもすべて使って一晩中セックスにふけるのでした。

下女2人はその様子をみて、オナニーしながら、こう話します。

「うらやましい。一度でいいからしてみたいわ」

「ああん、来年はここを辞めて絶対結婚してやるわ」

江戸時代の日本は中国の儒教の影響が強く、「親孝行」「子孫繁栄」が何より大切とされ、妾(めかけ)は現代の愛人と異なり、奥さんと同等に大切にされました。

特に子供を宿したとあっては、男児が生まれたならば本妻よりも大事にされることでしょう。

 

さてさて、性愛との付き合い方が運命を動かし始めたおつびちゃんとおさねちゃん。

物語は、万福和合神~そして妻は美魔女になる~へ続きます。