女性ホルモンとは? モロッコの妊婦さんの生活をご紹介

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「セックスは身体にいいんだよ~」という話が巷で聞こえるようになってきて、整体師としてはようやく時代が追い付いてきた感じがして嬉しいです。

一説によると、男性は3分に1回はセックスのことを考えると言われています。

それが大げさだとしても、例えば、男性が道行く女の人や、電車で見かけた人ともセックスのことを考えてしまう、というのはよく耳にしますよね。

トランスジェンダーの方々の体験談で面白い話があります。

もともとの性別が男性で、性転換手術をして女性になった場合、定期的に女性ホルモンを打つのですが、打たない状態だと、色々な男の人に目が行くのに、女性ホルモンを打つと好きな人しか見えなくなり、好きな人が浮気をしないか気になってしまったり、自分のことを気に入ってほしくなるように努力するようになるそうです。

女性は男性に比べると、自分の風貌、美容のことを考える時間は圧倒的に多いと思いますが、それは女性ホルモンのなせる技なのですね。

もちろん女性の場合は、ホルモン治療をしなくても女性ホルモンが出るような身体に生まれています。

でも女性ホルモンって具体的に何なのでしょう?

今回は、美容と女性の健康的な生活に欠かせない、女性ホルモンについてご紹介します。

女性ホルモンは、女性らしくなるためのホルモンです

女性ホルモンは、8~14歳から分泌され始め、女性器の発達と機能維持に働くホルモンです。

女性器が排卵して生理が起きるのを助けたり、セックスの時濡れたり、胸がむずむずしたりするのも全部女性ホルモンのおかげです。

 

エストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、閉経前の女性は常にこの二種類のホルモンが放出されています。

異なったホルモンが排卵前(生理前)と排卵後(生理中ば~)にそれぞれ放出されます。うまくこの2つのホルモンの量を調整するので身体は排卵し、生理が起きたり、妊娠したりします。逆に、この2つを人工的に調整して、「排卵をおこさない(=妊娠しない)」状態を作るのがピルです。

排卵前を卵胞期(低体温期)と呼び、エストロゲンは、この時期に出るので卵胞ホルモンとも言われます。排卵後を黄体期(高体温期)と呼び、プロゲステロンは、この時期に出るので黄体ホルモンと呼ばれます。

エストロゲンは「美のホルモン」と呼ばれ、主に卵巣と副腎から出て、髪や肌をつやつやにし、女性らしい丸みのある体を作る働きがあります。

プロゲステロンは「母のホルモン」と呼ばれ、主に副腎から出て、体温を上げ、乳腺を発達させ、子宮内膜を厚くします。妊娠時は妊娠を保持する重要な役割を果たします。

 

自然に女性ホルモンと向き合うにはどうしたらいいのでしょう

医学的に女性ホルモンが生理や妊娠に大切なのが理解が出来ると、美容だけでなく、健康面での大切さがわかりますね。

では、自然に女性ホルモンが出る状態はどうしたらいいのでしょうか?

答えは、野生に目覚める事なのかな、と思います。

 

2011年に書かれた「世界の出産 birth of the world」という本があるのですが、この本を見ると、2011年でも、病院で出産していない国がたくさんあることに気づかされます。

「出産」は病気ではないので、保険がきかない、というのは日本でも知られていると思います。

妊娠、出産は自然なことだし、好きな男性とセックスしたくなったり、子供が欲しくなったりするのも普通のことです。

 

最近、「自分が生殖器から子供を出すのに違和感があるので、帝王切開を希望します」とか「出産であそこの形が悪くなったり、締りが悪くなるのが怖いので帝王切開をしたいです」という妊婦さんも増えているそうです。

整体師としては、陣痛が起こり、自分と、自分以外の何かの力が働いて子供が生まれるという経験は、他に代えられない貴重な体験で、身体の変化を経験する絶好の機会だと思います。時間や空間を超えたいのちの感覚がつかめたら、自分の人生にも新しい発見があるのではないでしょうか。

モロッコの山村部から学ぶ女性ホルモンに則った生活

一つ、モロッコの妊婦さんの生活をご紹介します。

モロッコはスペインの対岸にあるアフリカの国で、アフリカの一番北西の角の部分にあります。

私は2009年に半年ほどモロッコの農村部に住んでいました。空港まで夜行バスで12時間以上かけてアトラス山脈を越え、さらに電車で行かなければならないくらい田舎でした。

みんな元気でやさしくて面白い国だと感じていました。

住んでいたアパートは右隣は子供が3人いる家族、左隣は子供が1人いるシングルマザーが住んでいて、母子ともに元気いっぱいでした。ご近所さんが毎日市場やカフェで顔を合わせ、みんなが助け合って生きていたのが印象的です。

モロッコの田舎には産前産後のマタニティブルーがないと言います。

女性がまず妊娠に気づくと夫や家族など身の回りの人に告げ、周りの人は彼女を気遣い、水仕事や重いものを持つ仕事は避けるようにし計らってくれます。

また、ショックを受けたり、妊婦の欲求を止めると、子供が流産したり、あざだらけになってしまうと考えられていて、妊婦さんは穏やかに過ごし、やりたいことをするのが胎児にとっても良いと皆が知っています。また、妊婦さんが醜いものをみると胎児がそれに似てしまうとか、夜に歩いて転んだら大変だとか、そういった細かな教えも守られています。

出産のときも先輩の女性たちが安心できるように暖かな雰囲気を作り、お茶を淹れたり、体をさすったり、お祈りをします。

また、産後40日も半分は墓場に入っている状態として、性行為は禁止され、旦那さんと一緒の寝室で寝たりせず、労働を避け、女性たちの輪の中で、優しく扱われます。

妊娠の保持のために、カリカリせず、争わず、好きなことをして女性ホルモンを出すことが大切なことを、モロッコの人たちは伝統で知っているのですね。

やさしく、かわいく、セクシーに生きるのが、ホルモンを活性化させ、女性の健康を維持する秘訣です。