春画展は参考書!枕絵にも伝わる女の子が感じるセックス教えます!

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2014年、2015年と春画の国内展覧会があちこちの美術館で開催されています。

この背景には、欧米で春画が再評価され、インターネットの世界で人気が出てきていることがあげられます。

COOL JAPANは現代のアニメやマンガだけにとどまらないようです。

浮世絵は絵画として形式がしっかりしているので、

「モネの睡蓮」「モナリザ」のような普遍性があると思います。

この調子でインターネットの世界で多くの人に知られ、永遠に生き残ってほしいと切実に思うのです。

さて、そんなエッチで面白い浮世絵に書かれた日本の話です。

性の先生があちこちにいた江戸時代の日本社会

乳母、という生みの母の他の育ての母、家事手伝いの女性が、昔の日本の上流階級の家には住み込みで働いていました。

江戸時代の「大奥」の春日局のイメージが強いですが、源氏物語などにも出てくるように、将軍、天皇クラスだけでなく、大名、官僚や豪商の家には住み込みの女性が大勢いました。

気の利いた乳母や世話係の女性は、隔離された上流階級の社会と外の社会の橋渡し役で、男児の場合は実際の性の相手までする場合があったそうです。

また、女児にとっての乳母は「こんぼうババア」とも言われ、こんぼうで女の子の処女膜を貫通して破り、女子としての務めを教育する教育係でした。

また、吉原などの色町が発達すると、男児は遊女に筆おろしをしてもらい、また、女性の喜ばせ方を教わったそうです。

女児は遊郭でセックスを教えてもらうこともあったようで、多くの春画に、初めて男の人とセックスする女の子と、常連のおじさんのやり取りが書かれています。

女の子が嫌がり、とても痛がるようなシーンが多いので気の毒なのですが、そのうぶな様子が好まれ、題材として人気があったのでしょうね。

また、町人の間では結婚前にセックスをしてみて、気が合うのかどうかを試すのが一般的で、もし包茎だったり、短小軟弱で付き合えないような場合は、婚約破棄できたといいます

恐るべし、女系社会。

 

このように、江戸時代の日本社会は男尊女卑のように見えて、女性が性に対して積極的に関わり、お互いに夫婦円満な生活をを作る風潮がありました。

浮世絵にたくさんセックスのテクニックが書かれているのも、男性だけでなく、女性もみて、お互いに学び、工夫してゆくものだからです。

例えば、女性の愛撫の仕方が書かれた「乳遊の法」には、こう書いてあります。

キスをするときには、女の子が男の子の舌を吸うのでなく、男の子が女の子の舌を吸ってあげましょう。

決して乱暴にでなく、触れ合うように優しく、けっして噛んだりしないように、やんわりと絡ませます、そうすると女の子の緊張もほぐれて濡れてくるでしょう。

さらに、優しく腰のあたり、お尻をなで、そして、おっぱいの下、おへそのあたりを撫でまわし、恥丘を撫で、おっぱいを優しく吸えば、あなたのおちんちんを受け入れるよう十分濡れてくるでしょう

現代にも通じる、愛のあるセックスですよね。

春画は、決して男性が喜ぶためのポルノではないのです。女性が気持ちよくなる方法も教えているし、人間の持っている情熱、恥ずかしさ、嫉妬、好奇心などの性質を全部ひっくるめて愛を表現しているのが、浮世絵の魅力でもあります。

初夜の心得「婚礼秘事袋」には、なんと部屋の間取りの指南まで!

現代の高校生にも読んでほしいのが、初めて床入りする女の子の扱い方を記した「婚礼秘事袋(こんれいひじぶくろ)」です。

ここには、こんな風に初夜の営みの方法が書かれています。

まず四畳半か六畳くらいの部屋で、出来れば障子でなく、壁に囲まれた部屋に、南向きで布団を敷きましょう。

寒い場合は、布団の外に火鉢などを置き、布団のなかはお互いのぬくもりが満ちるようにしましょう。服は前向きの細帯を着て、簡単にほどけるようにしましょう。

初めての時は痛いものですから、一回だけにしましょう。二回目を行うのには三日、日をあけましょう。慣れてくれば、一晩に二回、三回としても大丈夫です。

決して急いではなりません。ゆっくりと、時間をかけ、また、愛情深く接しましょう。女の子は緊張していますので、安心するように思いやり深く接しましょう。

初めてのセックスがトラウマになり、その後の人生に影響を与えることを知っているような、とても的確な指南書ですよね。

では、女の子が感じるセックスはどうしたらいいのでしょうか?

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渓斎英泉の書いた「枕文庫」というセックスのテキストは、ゆっくり時間をかけて女性の五つの気を開き、男性の三つの気を盛り上げる方法を次のように述べています。

まず、胃気が開き、通ってくると声が漏れてくるようになる。そして、肺気が通ってくると、呼吸が荒くなってくる。そして、眉根を寄せて悶え始めると心気が通ってくる。

そして、顔が上気してくると血気が通ってきて、腎気が通ってくると愛液がぬらぬらして、君の挿入を受け入れるようになるんだ。また、男性のおちんちんが固く立ち上がっていないなら、優しくさすって骨気を起たせてあげよう。

また、筋が立っていないなら、玉袋をもみしだいて、角気を起たせてあげよう。そして満ちるような太さが足りないのならば、乳や耳をまさぐって、肉気を起たせてあげよう。

そうしてお互いの気が十分に満ちれば、男女が一つに和合した最高のセックスが楽しめるでしょう。

では男女ともに健康になるセックスはどうしたらいいのでしょう?

さらに英泉は、男女とも消耗しないセックスの方法を書いています。

最近では女性が十分潤う前に男が先にいってしまうような輩が多いのですが、そうすると男性の精気は消耗し、命を縮めるばかりです。

女性が気持ちよくなり、十分潤った頃合いを見て、挿入し、同時にいく体験をすることが、陰陽和合し、長生きする秘訣なのです。

男女の和合は天地の和合と同様に、自然の摂理で行われるものなので、腎虚(インポテンツ)などは自然の道にそむいたから起こるのです。

女性を抱きかかえて女性の五つの気が満ちるまでに十分愛撫してから挿入しましょう。女性が高まるのは男性より遅いと心得て、ゆっくり時間をかけて深い快感まで導きましょう。

現在加藤鷹さんやアダム徳永さんが説いていることを、数百年前に江戸時代の男たちが実践していたと思うと、わくわくしますよね。