春画とは?意味の解説と今話題のエッチな浮世絵春画をご紹介!

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浮世絵のジャンルの1つ、「春画」をご存知ですか?

春画とは

簡単に言えば、エッチな浮世絵です。

江戸時代に様式が完成され、葛飾北斎や喜多川歌麿などの超凄腕の絵師が現れ、次々と傑作を生み出し、ジャポニズムとしてヨーロッパの印象派に大きな影響を与えました。

春画の素晴らしい点は数々あるのですが、中でも注目すべきは、後ろにびっしりとストーリーが書かれていること。

紙芝居のように、1枚の絵に1つの完結した物語が書かれているのです。

そこに至るまでのいきさつや、男女の掛け合いのセリフ、喘ぎ声など、

本当に言葉遊びの洒落が聞いていて、エロ本とは思えないクオリティで、江戸の人々の教養の高さがうかがえます。

この春画の後ろに書いてある文字を「ト書き」とか「画中書き入れ言葉」と言います。

私は以前、この春画の「ト書き」を読み解く仕事をしていました。

ひょんなことから、仕事仲間のちはるちゃんに話してみたところ、

「春画って本当に奥が深くて面白いんですね。これ、もっと世の中に広めたらいいですよ!」と大絶賛してくれました。

時代を超えても、日本人の性を楽しむことの積極性は変わらないもの。

今回江戸のセクシーな浮世絵、春画の魅力について語っちゃいますね。

 

春画はいつ、どこで、どうしてはじまったのでしょうか?

世界最古の男女の営み描いた絵はラスコーの洞窟絵画かエジプトのピラミッドの壁画でしょうか。

日本でも縄文時代の土器や土偶にペニスやヴァギナを象ったものが見つかっています。

絵画では、奈良時代の「おちんちん比べ祭り」の絵など、祭りの様子を描いたものが始まりでしょうか。

命を生み出す不思議に神を見出し、性行為を神聖なものと捉え、祭りの日にえっちをするのは世界各地にある風習。

キリスト教のマリア様や、船首の女神像のごとく、春画は、魔除けとして家に飾ったり、武士は甲冑の中に忍ばせていました。

そう、エッチなものは命を生み、子孫が繁栄し、国を作るために必要な、尊いものだったのです。

原始、女性は太陽であった。

になぞらえて言えば、

原始、春画は神画であった。

と、いえるかもしれません。

浮世絵の出る前の絵画は肉筆(手描き)で、絵の具は貴石を砕いた高価なものだったため、庶民ではなく、神官や貴族など上流階級の方々が主に所有していました。

そう、平安、鎌倉、戦国時代と、エッチな絵画は上流階級には脈々と受け継がれていました。

春画が今でよく知られる、大きなおちんちんとおまんこが描かれ、庶民の手に行きわたるのは、木版画の技術が発達した江戸時代になります。

紙、木、絵の具が安定して手に入る平和な時代になるまで、浮世絵は眠っていたのですね、木版画が発達した背景には、まず、丈夫な紙と、和歌や絵を載せた暦や本の普及があり、これにより、細かな文章を版画で掘る技術が発達しました。

将軍が日本を統一し、日本中のものや人の流通が行われるようになり、貨幣経済が盛んになり、庶民の生活レベルが上がり、歌舞伎と、旅が盛んになりました。

そして、人々の願いが浮世絵の発達に繋がります。

浮世絵は、当時の最先端の週刊誌だったのです。

「俳優のブロマイドがほしい!」

「美しい女人の絵が見たい!」

「東海道五十三次を歩きたい!」

「花鳥風月、風光明媚な景色が見たい!」

様々な願いが、絵や本などの形で、庶民の手に渡るようになりました。

 

想像してみてください。

田舎の農村。日暮どき。

「今日もづかれたなぁ、飯食って風呂入ってねるべ、かあちゃん」

「あいよ、準備するから、ちょっと待ってサ」

「ちっと隣の弥次郎んとこいってくるわぁ」

 

「ただいまー」

「おかえりなさい、ご飯できてますよ」

ごそごそごそ

「隣の弥次郎んとこで初めて春画っつうもんを見たんだけど、

いやぁ、立派なもんだなぁ、

こんな極彩色でな、こんないろんなこと書いてあるんだもの、

江戸からいっぺぇ手に入れてきたみたいだから、頼み込んで一晩だけ借りてきたよぉ」

「どれさどれさ、あらー、きれいだことぉ」

「なんとなく、むずかゆくなってくるべ」

「いいなぁ、きもちよさそうだなぁ、

あれあれ、田んぼの中でおっぱじめてるのもあるよ」

「久々にやってみるべか、かあちゃん」

「んだなぁ、ふふふ、くすぐったいのう」

「ふふふふふ、、、、」

「ちゅっちゅっ、ごそごそ、くちゅくちゅくちゅ。。。。。」

 

春画の意外な役割

春画は、日常で、なかなか、始めるきっかけを逃している、えっちな話を、はじめるきっかけになったでしょう。

娯楽の少なかった田舎では、浮世絵といえば春画を指す、といわれています。

本に交じって、春画は日本じゅうのの田舎にもいきわたったのです。

今のエロ本は子供に見せられないものも多いと思いますが、春画は多種多様で、性教育として子供にプレゼントするためのものもありました。

若い夫婦や、道ならぬ恋をしているカップルがパートナーを大切にするための勉強本になったり、商売女たちにプレゼントしたり、と、色々な使われ方をしていました。

本屋、貸本屋、行商人が日本各地にゆき、春画本は本の一番下に置かれ、老若男女問わず、春画を楽しんだといわれています。

そう、古代中国、日本においてセックスはいけないものでなく、健康のために必要な営みで、奨励されるものでした。

多種多様な春画が残っているということは、日本人が昔からセックスがとっても好きで、工夫を凝らして楽しんでいたのかを教えてくれます。

 

エッチじゃない春画にもエッチな香りは充満している

一般的に美人画とされる、女性の顔だけの絵や、「見返り美人」のように、一見エッチな要素のなさそうな絵もあります。

しかし、それらの絵にも十分興奮する要素が秘められています。

まず、身に着けるものやしぐさで身分や職業が分かること。

そして、着ている着物の柄が、ファッション誌のようにスポンサーがついているので、どこのお店の着物か、誰がファッションモデルなのかがある程度知られていた、ということです。

そして、顔の書き方で、女の子の女性器の様子もある程度表現されているといわれています。

小さな口でふっくりとした唇は、そのまま締りの良くて柔らかい女の子の女性器を連想させていたようですよ。

顔からもエッチな要素を匂わせるなんて、さすが江戸の名絵師たちですね!

まだまだ浮世絵の魅力をご紹介しちゃいますよ!